“のっぱら”というサークルをご存知ですか?
“のっぱら”は、子供でも楽しく遊んで学べる
科学実験をイベントなどで紹介しているサークルです。
今回、顧問の高原周一先生と、
主要メンバーとして活躍中の政木翔悟くんに、
インタビューしてきました。
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■今回の登場人物■ |
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高原周一先生 (高)
理学部化学科 講師
のっぱら顧問。
笑顔の内側に燃えるような情熱を秘めてます。
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政木翔悟くん (政)
理学部化学科2年生
のっぱらのエース的存在。
教員志望。
高校生から実験の面白さに目覚めています。
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-はじめに、のっぱらを作ることになったきっかけは?
高: |
学内の講演会で、科学教育に関係のあるお話を聴いたことがきっかけです。
この先生は、科学教育では実験をすることが非常に大切であると、おっしゃっていました。
米村でんじろうさんの影響もありますが、楽しい科学実験をするサークルを作ろうと学生に呼びかけました。
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-なぜ、のっぱらに入ろうと思ったのですか?
政: |
高原先生がチューターだったからです(笑)
「のっぱらに入らないか?」と誘われました。教師になりたいので、学生生活が勉強だけではもったいないと思いました。。
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-まなびピア岡山を見に行きましたよ。
あの中でのっぱらが一番盛り上がってたんじゃないですか?(笑)
(高&政)
あ~静電気の実験ですよね。
お客さんが本当にたくさん来てくれて、本当に盛り上がりました。 あの時石井県知事も見に来てくれたんですよ。
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-わくわく科学の広場も、手伝わせてもらいましたけれど大盛況でしたね。
高: |
予想をしていたよりもずいぶん多くの人が見に来てくれました。
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-実績がすばらしいあまり、顧問としては予想をはるかに超えたと思っていますか?
高: |
ここまですごいことになるとは思わなかった(笑)
あちこちからイベント出演の依頼が来ています。
あまりに多いので出演を断らざるをえない事があるぐらいです(苦笑)
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高: |
-サークルを立ち上げたことは大成功でしょうか?
いえ、サークルに人が100人集まるという僕の野望は達成されていません(笑)
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-100人ですか、それはすごい(笑) 100人いればなんでもできそうですよね。大きな輪になって静電気流したりとか(笑)
高: |
そんなにメンバーが多いと大変でしょうけどね(笑)50人で静電気を流す実験ならやったことありますよ(笑)
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-話は変わりますけれど、イベントの準備のためにどれくらい時間を費やしていますか?
政: |
大体1ヶ月ですね。イベントの進行からどのような実験を行うまで。
時には1週間しか準備期間がないことも・・・。それでも、みんなで限られた時間を使い、イベントを成功させるために必死にがんばっています。
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-1週間の準備期間でもがんばるとは・・・。ものすごい情熱です。今まででもっともうまくいったと思った実験について教えてください。
政: |
スライムを使った実験ですね。塩を入れるとスーパーボールに早がわりしますので、
大好評でした。
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失敗談とかありますか?
政: 目立った失敗はないですね。あえて言うなら、スライムの実験でスーパーボールがうまくできない子どもがいたことです。塩を入れる配分が難しかったのでしょうね。
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-たくさんのイベントをこなしてきて、大きな失敗がないのはすごいです。
まじめな話になりますが、子どもの理科離れを防ぐのに役に立っていると思いますか?
高: |
僕らの実験に興味を持ってくれて嬉しいです。
科学の楽しさを知ることが、教育の役に立つと思います。僕の子どもも喜んでいます(笑)、
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-実験に熱中するあまり、つい童心に帰ったりしませんか?
政: |
ありますね~。高校まではこの手の実験はあまりしたことないので、つい夢中になります。
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高: |
僕も夢中になることはあるけれど、童心に帰るのはある程度まで(笑)
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-それでは最後に一言お願いします。
高: |
Ridai.netがんばれ!!あと、僕はのっぱらがやっているよう実験は、科学教育に役に立つと思っています。
他の先生方もイベントに協力してくれます。このような楽しい科学実験のイベントを行うことができる基盤を完成させることが、もうひとつの野望です(笑)
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政: |
僕は引退までに、 “のっぱらの伝統”を築きあげるためにがんばります!
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実験サークル「のっぱら」のホームページ
ブログ のっぱらんど -NoppaRLand-
編集後記
この取材から感じたことは、高原先生と政木くんの2人は、“熱い漢”だったということです。2人から、のっぱらにかける情熱がものすごく伝わりました。
まわりを見渡すと、活動を行う日でしたので、みんな楽しそうに実験をやっていました。修士論文作成の実験に追われていますが、実験の面白さを忘れていることに気がつきました。活動場所が13号館なので、僕は息抜きに遊びにいくかもしれません(笑)
仲原 山崎 小倉
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イベント中と例会の様子
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